森林GIS
「携帯型森林GIS」が国土地理院創設の「電子国土省2013」において「特定テーマ賞」を受賞しました。
詳細はこちらをご覧ください。
持ち歩ける・外で使えるGIS
日本の国土の約67%は森林です。森林は動植物の命を育むだけでなく、大気や豊かな土壌、水を生みだします。また、その保水力のある土壌によって土砂災害をくいとめるなど、国土の保全に重要な役割を果たします。
その森林を管理するために「地理情報システム(GIS)」が幅広く活用されています。
我が社では森林資源管理の重要性から平成23年度、市町村向けWindows版「3次元基幹森林GIS」を開発。現在青森県内7市町村で御活用頂いております。
そのなかで
「GISデータを現地でも確認したい」
「いつでも持ち出せるよう全データを格納しておきたい」
「目印の少ない森林で土地の境界を簡単確実に把握したい」
「GPS端末で位置座標、位置精度を把握したい」
という意見を多く耳にし、スマートフォンやタブレットで使える「高精度GPSと連動した携帯型森林GIS」を「平成23年度農商工連携等による被災地等復興支援事業(H24.5~H24.12)」により開発し、平成25年2月から販売を開始しました。
パンフレットはこちら(PDFファイル)
3次元基幹森林GIS(Windows)
平成24年1月リリース
導入実績:平成23年度 八戸市、平川市、黒石市、五所川原市、五戸町、深浦町、中泊町
平成24年度 新郷村
平成25年度 南部町、青森県産業技術センター林業研究所
平成26年度 下北地方森林組合
平成27年度 東北町
平成28年度 三戸町、岩手県遠野市
基幹システム
ユーザーが保有する航空写真、地図、森林情報といった各種情報を閲覧・検索・地図作成・着色・印刷することができる森林情報管理の基幹となるシステムです。
携帯型端末のデータと相互交換することにより、現地へ持ち出すデータの管理、現地で取得したデータの管理・利活用を行うことができます。
- 森林情報を一括管理
ユーザーが保有する森林基本図や森林簿等の森林基本データを格納し、管理・利活用することができます。また土地データもインポートできるので森林簿データと併せて活用できます。
- 3Dで山林をリアルに表現
事務所にいながら森林の分布状況や地形形状を、まるで鳥の視点で見ることができます。特に起伏の多い森林では効果的です。
- 森林簿属性の色分けで作業計画もスムーズに
森林簿属性の値で色付けを行い、視覚的に各種分布を確認することができます。
- 森林簿の検索から出力まで簡単操作
森林簿属性の項目に応じ単一検索から複合検索まで必要な情報が簡単に抽出できます。エクセルへ出力できるので、加工も自由に行えます。
携帯型森林GIS(Android)】
※3D表示機能はありません
平成25年2月リリース
導入実績:平成24年度 青森県産業技術センター林業研究所、五戸町
平成25年度 南部町、新郷村
平成26年度 白川林産、下北地方森林組合、中泊町、
青森県産業技術センター林業研究所
平成27年度 東北町、平川市、八戸市
平成28年度 三戸町、五所川原市、八戸市
岩手県遠野市、岩手県奥州市、岩手県住田町、岩手県西和賀町
携帯型システム
ユーザーが保有する航空写真、森林情報、地籍情報など基幹GISのデータをスマートフォンやタブレット端末にセットし、端末のGPS機能と連動し現地での位置情報の表示や目的地への誘導、土地境界確認や森林情報の確認、位置情報や現地写真の登録を行います。
- 森林情報を現場で使う
携帯性の高いスマートフォンやタブレットを持っていざ森林へ。現在地周辺の森林情報を即座に把握でき、余計な図面の印刷携帯も不要です。またデジタルカメラに代わり、スマホやタブレットのカメラ機能により位置情報付の写真を撮影できます。
- 知りたい情報は現場で探す
事務所にあるGISデータがそのままタブレットに格納されるので、知りたい情報がすぐ取り出せます。
全データ格納により現場ごとのデータ入れ替えが不要でいつでも現場に持ち出せます。 - 大容量データもストレスフリー
1市町村単位の高解像度航空写真、森林基本図、森林簿でも快適に動作します。
高解像度写真を劣化なく画面に表示しますので、そのリアリティーは抜群です。 - GPS受信状況が一目で
現在地のGPS受信状況が一目でわかる画面です。位置座標、衛星分布、電波強度、そして何より重要な位置精度を表示します。
- 表示データを自由に選択
航空写真や森林基本図の切り替え。森林簿と土地情報の切り替え等々、必要な情報を選択して表示することができます。
- 画面タップで森林簿情報表示
森林簿情報をすべて格納できるので林班・小班・施業のほか樹種や樹齢等の属性を確認することができます。